
白髪といえば老化の象徴といった印象を持ってしまいがちですが、早ければ30・40代からも白髪が出始めて悩んでいる人もいます。
大抵の人にとって白髪は悩みの種となり、白髪染めでカバーすることを選ぶ人が多くなります。
もちろん白髪のままでも品があり素敵ですが、若く見せたりヘアアレンジを楽しみたいという方も多いでしょう。
そこで役立つのが白髪染めです。
現在ではヘアカラーだけでなくシャンプートリートメントで徐々に染めるといった方法もあります。
使い方が簡単な白髪染めシャンプーやトリートメントは、セルフカラーを自宅でしている人にも人気です。
今回は、白髪染めシャンプートリートメントとはどんなもので、どのように使用すれば良いのか、またどんなことに注意すれば良いのか、美容師が詳しく解説していきたいと思います。
最近白髪が生えてきて気になっている人も参考にしてみてください。
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目次
白髪染めの種類

白髪染めには大きく分けて4つのタイプがあります。
地肌や毛先をなるべく傷めずに自分に合った白髪染め方法を見つけることが大切です。
ヘアカラー
美容室で一般的に使用されているもので、毛の外側だけでなく内側まで染色していく方法になります。
一度染色すると落ちにくく、長持ちします。
しかしキューティクルが開いて毛が痛みやすく、頭皮にもダメージを与えるといったデメリットがあります。
ヘアカラーをする頻度が多いと髪を傷めてしまいますよ。
ヘアママニキュア
市販で販売されているものも多く、髪の表面に色素をコーティングしていくものなので手軽に行うことが出来ます。
ヘアカラーに比べると毛先や頭皮へのダメージは少なく、髪に優しい染色方法です。
しかし色持ちが良くないことや、黒い髪を明るく染色できないといったデメリットがあります。
白髪染めシャンプー
シャンプーの中に白髪染めシャンプーの成分が含まれているので、シャンプーをする度に徐々に白髪を染めることが出来ます。
そのため色ムラがなく、自然な仕上がりにすることが出来ます。
シャンプーだけでは効果が弱いので、トリートメントも一緒に使用するとより高い効果を得られます。
白髪染めトリートメント
白髪染めシャンプーと同じように使用しながら徐々に染めていく白髪染めのタイプになります。
トリートメントタイプなので髪をケアしながら白髪染めをすることが出来ます。
白髪染めシャンプートリートメントのメリットとデメリット

白髪染めシャンプートリートメントを使用することはどういった良い面と悪い面があるのでしょうか。
使う前に知っておきましょう。
メリット
・自宅で使用でき、普段のシャンプーやトリートメントと変わりなく使用出来るので、非常に使い方が簡単
・自然でナチュラルな仕上がりになる
・他のカラーリング方法に比べると髪や地肌に優しい
・徐々に染まるので、常に綺麗な髪色の状態を保つことが出来る
デメリット
・普通のシャンプーよりもコストが高い
・徐々に染色するので、すぐに白髪を隠すことが出来ない
白髪染めシャンプートリートメントはどんな人に向いているか?
こうしてメリットとデメリットを見てみると、白髪染めシャンプートリートメントに向いている人は、髪のダメージを気にしている人であるといえます。
染色によるダメージや、髪のボリュームやツヤなど髪と頭皮の健康を重要視している人にお勧めの白髪染めの方法であるといえます。
また自然な感じにカラーリングをしたい方、白髪染めに美容室に行くのが面倒という男性にもお勧め出来ます。
白髪染めシャンプートリートメントの使い方
白髪染めシャンプートリートメントの使用方法は、普段のシャンプーやトリートメントと同じように使用します。
使い方も簡単ですよ。
白髪染めシャンプーの使用方法
基本的には普段のシャンプーの置き換えとして使用します。
ただし、早く白髪染めをしたいという場合は髪をしっかりと濡らした後に一度タオルドライします。
水分の少ない状態の方が染色しやすくなっています。
たっぷりと手のひらにシャンプーを乗せて、全体にむらなく塗布します。
その後しばらく放置して、染色成分を髪に浸透させます。
10分から30分ほど時間を置いてから、シャンプーが残らないようにしっかりと洗い流します。
効果をより得たい場合は、白髪染めトリートメントを併用すると良いでしょう。
白髪染めトリートメントの使い方
シャンプーをして流し終わった後に、タオルドライでしっかりと水気を拭き取ります。
その後、白髪染めトリートメントを地肌に付かないように全体に塗布します。
この時、ムラにならないように塗る為に、クシを使用するのも良いでしょう。
塗布した後は5分から10分程度放置したあとに、トリートメントが残らないようにしっかりと洗い流します。
白髪染めトリートメントの効果をより高く得るためには、シャンプー選びが大切です。
シリコンやポリマーが配合されたシャンプーと併用すると白髪に色が入りにくくなります。
ノンシリコンシャンプーを選ぶか、白髪染めシャンプーと併用すると効果的です。
白髪染めシャンプートリートメントの使用頻度と間隔
白髪染めシャンプートリートメントは、自宅で簡単に使用出来ますが安価な製品ではありません。
また髪に優しいとはいえ何カ月も毎日使用すると、やはりダメージを与えてしまいます。
使用頻度と間隔には注意が必要です。
正しい使用頻度と間隔
白髪染めシャンプートリートメントは1度の使用で染色できるわけではありません。
商品によって多少の差がありますが、大体10日前後染色に時間がかかります。
白髪が染まるには個人差があるので染まりやすい人もいますが、まずは色が定着するまでは毎日使用するようにします。
そこから色が定着すれば、週に1・2度使用するのみにするだけで綺麗に保つことが出来ます。
そのため毎日使用し続ける必要はなくなります。
部分使用も可能
白髪染めシャンプートリートメントは全体的に使用しないといけないというわけではありません。
染色しづらい根本や、白髪が出やすい分け目部分のみに使用することも可能です。
部分使いをするのであればトリートメントタイプが便利でしょう。
美容室でのカラーと併用
最初から白髪染めシャンプートリートメントで全ての白髪を染めることは時間がかかるので、美容室で白髪染めカラーをした後に、少し染色が落ちてきたときから使用し始めれば、また綺麗な髪色の状態をキープすることが出来ます。
そうすれば美容室に通う回数を減らすことも出来、常に綺麗に染色された状態を維持することが出来るのです。
美容院で白髪染めをする頻度も少なくなるので、髪の毛や頭皮にも負担が少なくなりますよ。
白髪染めシャンプートリートメントの選び方
商品によって配合されている成分は違いますが、植物性由来成分の物と化学由来成分の物があります。
植物性由来の成分は髪や地肌に優しいものの、染色力が弱くなります。
そのためトリートメントで化学由来成分を加えているものとセットになっていることが多くなります。
価格やカラー以外にも、自分に必要な成分を見極めて選ぶ事がポイントになります。
白髪染めトリートメントの場合は光で白髪が染める白髪染めトリートメントは避けたほうがいいです。
硝酸銀が含まれていますので、頭皮にも良くありません。
自然由来の白髪染めトリートメントがおすすめです。
美容成分が配合されている
トリートメント機能があり、椿油やアルガンオイルが配合されているものは髪に潤いを与えてくれます。
髪に優しい天然オイルが配合されているものが好ましいでしょう。
ロングヘアーの女性は、トリートメント効果が高い白髪染めトリートメントを選びましょう。
地肌ケアが出来る
髪だけでなく、地肌も健康にしたいという場合は人参エキスやシナノキエキスなどが配合されているものが良いでしょう。
また頭皮の乾燥を防ぐコラーゲンやセラミドやヒアルロン酸が含まれているものも好ましいです。
染色を継続させる
染色を長持ちさせるには、髪のハリやコシを補強する成分が必要です。
プロビタミンB5やシルクプロテインが配合されていれば、髪のダメージに働きかけてくれます。
自宅で白髪染めをするときに準備しておいた方が良い便利な道具
自宅でセルフカラーをするときにあると便利な、美容師がオススメする道具の一覧です。
セルフカラーで白髪染めをするのが簡単になり、自宅で白髪染めをするときのリスクを軽減できます。
自宅で毎回白髪染めをしている方は準備しておくと便利ですよ。
カップ
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最近ではカップを使用しない白髪染めも多いですが、あると何かと便利です。
白髪染めの1剤と2剤を混ぜるときや、使って少し残った薬剤などを入れておくこともできます。
白髪染めトリートメントを使って根本を染める場合は、いちどカップに取り出して根元に塗った方が簡単です。
1つ用意しておくと何かと助かると思いますよ。
手ぶくろ
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手袋は値段も安いので使い捨てがオススメです。
手の汚れない白髪染めもありますが、白髪染めトリートメントなども手袋をして使ったほうがより安全です。
自宅で白髪染めをする際には手袋を着用しましょう。
クロス
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ヘアカラークロス
クロスが1枚あると洋服が汚れないので便利だと思います。
カットクロスはヘアカラーが付くと薬剤が取れませんので、カラー剤がついても簡単に落とすことができるヘアカラー用のクロスがオススメです。
カットクロスではなくヘアカラー用のクロスをお選びください。
ハカリ
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はかり
ハカリも1つあると便利です。
2つの薬を混ぜるとき重さを図れるので、薬の調合が簡単です。しっかりと量を測って薬を混ぜないと、白髪が染まらない場合もあります。
2つの薬を混ぜる白髪染めを使用している方は、ハカリで正確に重さを測って使用しましょう。
刷毛
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ヘアカラー 刷毛
オススメはハケとクシが一つになっている商品です。使い方も簡単なのでセルフカラー初心者にもオススメです
イヤーキャップ
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イヤーキャップ
白髪染めをするときに耳に薬剤が付くのをカバーするイヤーキャップです。
耳は皮膚が弱く白髪染めがつくとかぶれやすいので、注意しましょう。
プロテクター
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ヘアカラープロテクター
白髪染めをした後に顔周りが黒くなった方も多いのではないでしょうか?
生え際や顔まわりなどにプロテクターを塗っておくと、白髪染めをした後の顔周りが黒くなるのを防ぐことができます。美容院でも使用している白髪染めのお薬から皮膚を守るプロテクターです。
リムーバー
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ヘアカラーリムーバー
白髪染めヘアカラーやヘアマニキュアを簡単に落とすことができるリムーバーです。お肌にも優しいのでお肌の弱い方でも安心して使用できます。
爪のマニキュアを落とすリムーバーなどを使用して、白髪染めを落としている人も多いと聞いていますが、肌には良くありませんので使用は避けましょう。
ヘアキャップ
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白髪染めを塗った後にヘアキャップをすることで、髪の毛が温まりお薬が早く浸透してしっかりと白髪が染まります。
短時間で効率よく白髪染めをしたい方にはオススメのアイテムです。
黒いタオル
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黒いタオル
黒いタオルも何枚かあると便利です。白髪染めをした後に白いタオルを使って髪の毛を拭くとタオルに色がつく場合もあります。白髪染めように黒いタオルを何枚か用意しておきましょう。
新聞紙
リビングなどで白髪染めをする場合は床に白髪染めがつくと大変です。
新聞紙などをしっかりと敷いて床に白髪染めがつかないように対策しましょう。
まとめ
白髪染めシャンプートリートメントは自分に必要な成分の物を選び、効果的な使用方法で適切な使用頻度を守れば、髪と地肌を健康に保ちながら白髪染も綺麗に維持することが出来ます。
参考にしていただけると幸いです。
以上、(白髪染めシャンプートリートメントの使い方!使用頻度に注意)でした。

カズ 大森

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